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幹細胞再生治療とは?メリット・デメリット・方法を詳しく解説!

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今、再生医療によって救われる人々が増えてきています例えば、糖尿病や、脳卒中後遺症、多系統萎縮症、リウマチなどで良い症例が出ていきます。

再生医療と言えば、「iPS細胞」をご存知の方も多いことでしょう。iPS細胞を用いた再生治療は、世界的に期待されている治療法の1つではありますが、まだ本格的な実用化には至っていません。

ですが既に、あなたの身体の中に存在している 『間葉系幹細胞』という、特別な細胞を利用した再生治療法を受けられるようになっていることはご存知でしょうか?

この記事では、間葉系幹細胞再生治療について詳しくご紹介します。

目次

幹細胞再生治療とは?

幹細胞再生治療とは、病気によって本来の機能を果たせなくなった細胞や組織を修復・再生できる能力をもった「幹細胞」を用いて行われる再生治療法のことを言います。

昨今では再生治療に関して、「夢の治療法」としてiPS細胞という言葉をよく目にすることがあるかと思いますが、リスクやコスト面などの様々な問題で、実際には未だ本格的な実用化には至っておりません。

ですが、そういった現在において、最もリスクが低く、実用化されている再生治療が「幹細胞再生治療」です。

幹細胞再生治療とは [補足]

これから幹細胞再生治療を学ぶ方のために2本の動画をご用意しております。「幹細胞再生治療って何?」という方は、ぜひ動画からご覧ください。

4分で概要が分かる動画

4分で分かる幹細胞再生治療ムービー

詳しく学べる動画

インタビュームービー

\ もっと詳しく知りたい方へ /

幹細胞再生治療が有効な症状・病気

幹細胞再生治療が対象とするのは次のような疾患です。

代謝性疾患

  • 糖尿病
  • 腎機能障害
  • 腎臓病
  • 痛風
  • 慢性腎不全

脳・神経疾患

  • エタンブトール視神経症
  • 顔面神経麻痺
  • 群発性頭痛
  • 自律神経失調症
  • 神経後遺症
  • 聴力低下
  • 椎間板ヘルニア
  • てんかん
  • 脳幹出血
  • 脳幹部出血後後遺症
  • 脳梗塞
  • 脳梗塞後遺症
  • 脳出血
  • 脳腫瘍
  • 耳鳴り
  • 脊柱管狭窄症

循環器疾患

  • 急性心筋梗塞
  • 狭心症
  • 高血圧
  • 不整脈
  • 心房中隔欠損症
  • 突発性心房細動

悪性腫瘍

  • 悪性リンパ腫
  • 胃ガン
  • 肝臓ガン
  • 胸膜性中皮腫
  • 食道ガン
  • 前立腺ガン
  • 大腸ガン
  • 卵巣ガン術後

神経変性疾患

  • ALS
  • アルツハイマー病
  • 脳性麻痺
  • パーキンソン病
  • ニューロパチー

消化器疾患

  • 肝機能不全
  • 肝臓病
  • 逆流性食道炎
  • 腸炎
  • 便秘症
  • 慢性胆のう炎
  • 膵胆管合流異常

呼吸器疾患

  • COPD
  • 気管支拡張症
  • 喘息
  • 肺化膿症

免疫疾患

  • アトピー
  • アトピー性皮膚炎
  • アルコール蕁麻疹
  • アレルギー体質
  • シェーグレン症候群
  • 化学物質過敏症

運動器系・外傷

  • じん帯損傷
  • 肉離れ
  • 腰椎症
  • 腰痛
  • 頸部脊柱管狭窄症
  • 結核性脊椎カリエス

その他

  • 更年期障害
  • サルコイドーシス
  • 産後うつ
  • 歯周病
  • 前立腺肥大
  • 男性更年期
  • 手関節痛
  • バセドウ病
  • ベーチェット病
  • 緑内障

治療のメリット・デメリット

幹細胞再生治療には次のようなメリットとデメリットがあります。

メリット1:患者への負担が少ない。

幹細胞再生治療は、患者への負担が少ないのがメリットです。その理由は、メスなどを用いた外科的な治療法や、抗がん剤などの身体に副作用をもたらす可能性の高い薬物の投与を行わないからです。

メリット2:治療時間が短い。

幹細胞再生治療のもう1つのメリットは、治療時間が短いことが挙げられます。実際の治療の大まかな流れは、(1)患者の体内から幹細胞を取り出すための採取をし、(2)幹細胞を培養するための4週間~6週間ほどの期間を経て、(3)増えた幹細胞を患者の体内に戻す、という流れになります。(1)と(3)は、注射器によって行いますので、インフルエンザの予防接種のように、わずかな時間で治療が完了します。

メリット3:リスクが少ない。

幹細胞再生治療は、自分自身の体内に存在する幹細胞を用いた治療です。そのため再生治療の中でも、リスクが少ないのが特徴です。例えば、再生治療と言えば、「iPS細胞」を思い浮かべる方も多いですが、iPS細胞の場合は人工的に作りだした細胞であるが故に、ガン化するリスクがあり、本格的な実用に至っておりません。


デメリット1:保険が適応されない。

幹細胞再生治療には当然、デメリットもあります。その1つが保険適応外であるということです。保険が適応されないため、治療費が負担が大きくなります。ですが、医療技術の進歩や、研究機関や病院、企業の努力によって、治療費を抑えようとする動きがあります。

デメリット2:効果には個人差がある。

幹細胞再生治療の効果には個人差があります。どのような治療法や薬にも、その効果の感じ方に個人差があるように、幹細胞再生治療にも同じことが言えます。

デメリット3:症状によっては治療を受けられない。

幹細胞再生治療は、症状によっては治療を受けられません。というよりも、受けても効果が期待できないという場合があります。例えば、人工透析を行っている場合です。せっかく培養した幹細胞を体内に戻しても、人工透析によって幹細胞が取り除かれてしまう可能性があるからです。

治療の流れ

当社がご案内している幹細胞再生治療では、次のような治療の流れで進めていきます。

STEP1:カウンセリングと検診

まず医師により、カウンセリングを行います。また本治療について正確な情報をご提供させていただきます。そして治療方針について話し合います。その上で、採血などの事前の検診を行うことで、治療との適正を確認します。その段階で問題がなければ、幹細胞が含まれている脂肪の採取へと移ります。

STEP2:脂肪の採取

幹細胞が含まれている脂肪を採取します。採取の際は、局所麻酔を行い、腹部の皮下脂肪から組織から採取します。採取する脂肪の量は、5mg程度です。採取後は、1時間程度経過観察を行った後に、ご帰宅いただきます。

STEP3:幹細胞の抽出・培養

採取した脂肪組織から、幹細胞を抽出し、4週間から6週間かけて約10000倍になるまで培養します。培養は、厚生労働省認可の細胞培養加工施設で厳格な品質管理のもと行われます。また幹細胞に対して無菌性試験を行い、安全な幹細胞であることを確認します。

STEP4:幹細胞の投与

当日、医師による健康状態の確認を行い、問題がなければ、約10000倍に培養された幹細胞の投与を行います。培養された幹細胞の投与は、静脈点滴によって行います。点滴終了後、1時間程度経過観察を行った後、ご帰宅いただきます。

STEP5:アフターフォロー

幹細胞投与後も定期的に診察を行い、長期的に健康状態をチェックします。定期的に通院が困難な場合には、定期的なご連絡を差し上げることで経過観察を行う場合や、かかりつけ医師とも連携して経過状況を共有させていただくことがあります。

以上が、幹細胞再生治療に関する基本的な内容となります。次章では、そもそもなぜ、病気や症状に対して幹細胞再生治療法が行われるのか?その幹細胞再生治療のメカニズムについて解説します。

幹細胞再生治療のメカニズム

ヤモリの手は切れても、また生えてくる。あなたはヤモリの驚異的な再生能力をご存じでしょうか。

この再生能力ですが、実は近年の研究で、人間にも備わっていることが分かりました。その結果、人間の再生能力、つまり自己修復機能を高めることによる治療法として幹細胞再生治療が行われるようになりました。

幹細胞とは?

幹細胞とは、病気によって本来の機能を果たせなくなった細胞や組織を修復・再生できる能力をもった細胞です。人間の赤ちゃんが、あっという間に大きく成長していくのは大量の幹細胞を持っているからです。私たち人間は、その大量の幹細胞を使って、血管や骨、臓器などの器官を大きくしたり、修復したりしながら歳をとっていきます。

ですが、その幹細胞の数も年齢に従って激減していきます。例えば、新生児が持っている幹細胞の数を100とすると、80代ではその1/200しか残っていないと言われています。

そこで登場したのが、大量の幹細胞を投与することで、再び修復・再生能力を取り戻そうという幹細胞再生治療です。

ES細胞やiPS細胞との違い

ところで再生治療というと、よく「ES細胞」や「iPS細胞」という言葉を耳にすると思うのですが、そういった細胞と幹細胞はどのように違うのでしょうか?

実は、ES細胞もiPS細胞も幹細胞の一種です。ですが、それらの細胞は人工的に作られた幹細胞です。

このES細胞やiPS細胞を使った治療は、日本以外の諸外国では実用化されている国もたくさんあります。ですが日本では、2014年に世界で唯一日本だけに作られた『再生医療に関する安全化法』に基づき、上記の2つの細胞はリスクが最上位の第1種に分類されています。そのため、まだまだ治験レベルで研究されており、日本では一般の医療現場における実用化はまだ行われていません。

iPS細胞とは

iPS細胞は、皮膚の細胞から、人工的に作られた幹細胞です。そして、人工の幹細胞であるが故に、リスクも懸念されており、治験レベルの研究が続けられています。そのため、その素晴らしい研究成果が日夜報告されており、近い将来に、夢のような治療薬として開発されるのが期待されている分野であることは間違いありません。

ES細胞とは

一方、ES細胞は、他人の受精卵から作られる人工の幹細胞です。不妊治療をされている方の同意を得て、不用胚から取り出された細胞を利用します。ですが、本来なら人に成り得た細胞でもあるという倫理的な問題に加え、やはり他人の細胞であるために免疫反応や拒否反応を起こすリスクの問題が残されています。

以上のような理由から、人工の幹細胞であるES細胞やiPS細胞による再生治療を受けることは難しいのが現状です。そこで、自然な幹細胞を利用する再生治療が登場しました。つまり、私たちの身体の中に僅かに存在する間葉系幹細胞という幹細胞を利用した治療法が受けられるということです。

治療で使うのは間葉系幹細胞

ES細胞やiPS細胞は大きな期待をされていても、まだまだ問題がたくさんあるのが実情です。

そういった現状の中、実は人体には僅かながら「間葉系幹細胞」という自然な幹細胞が存在していることが分かったのです。そして、その僅かな間葉系幹細胞を取り出し、培養する。そして大量の間葉系幹細胞を再び、身体の中に戻すことで、修復・再生能力を高めることができるという治療法が開発されました。

この幹細胞再生治療では、患者様本人の間葉系幹細胞を利用します。なので、リスクが少ないというのが特徴です。そのため当社では、リスクが少なく、患者様に負担の少ない治療法として、間葉系幹細胞を用いた幹細胞再生治療をご案内しています。

幹細胞再生治療の安全性

幹細胞再生治療の安全性はどうなのでしょうか?ここからは、安全性に関して記載します。

厚生労働省が認めている幹細胞再生治療

当社がご案内する幹細胞再生治療は、2014年11月に施行された再生医療等安全確保法で、実施例の数やリスクの大きさに応じて、リスクの高い順から「第1種再生医療等」「第2種再生医療等」「第3種再生治療等」の3つに分類されるようになりました。

幹細胞再生治療は、第2種に分類されます。このように日本では、再生治療に関して法律によって安全性のラインを定めています。

当社がご案内する治療においても、厚生労働省が認可した細胞培養加工施設で、幹細胞を培養を行います。

海外での幹細胞再生治療に注意

幹細胞再生治療に関しては、海外でも受けることができます。ですが、法的に安全性のラインが設けられておりません。そのため、まがいもの治療や、安全性にリスクがある治療を施されて今う可能性もあるのが現状です。

例えば、他人の幹細胞を体内に投与する、あるいはただの水を体内に投与するといった、リスクのある治療法や、そもそも詐欺のような治療まで海外には存在します。

そのため当社では、海外での治療はおすすめしておりません。あくまでも当社のような日本の法律によって整備された医療環境で、再生治療をお受けになられることをおすすめします。

幹細胞再生治療にご興味のある方へ

当社では、「幹細胞再生治療に興味があるけど、どうすればいいのか分からない」という方に、「情報提供」「治療相談」「病院のご案内」などを行う無料カウンセリングを設けております。

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