脳卒中(脳溢血、脳血栓、くも膜下出血)による脳血管障害に悩まされておられる患者さんは相当数いらっしゃいます。毎年、脳卒中で29-30万人、脊椎損傷で5000人の方々が罹患されます。脳卒中のおよそ50%の方が命を落とされるか、障害をかかえてしまわれます。
脊椎損傷は、その損傷部位が首に近いほど全身に麻痺がのこり、腰の部分でも下半身付随の後遺症を持たれる方が圧倒的多数です。
これらの神経障害につきましては、従来の考え方は、神経細胞は一度傷つくと復活しない! が定説となっていました。
しかし、日本の大学病院などの医療現場の数々の発見により、神経細胞も再生することが分かってきました。 この再生を先導するのが、私たち誰しもの体の中にある幹細胞という特別な細胞の働きなんです。
幹細胞は、幼少期には非常にたくさんあり、身体を造り上げるのに大活躍してくれます。10代の中頃までにその数は10%にまで減少します。50代で2.5%。80代で0.5%にまで減少するようです。
我々のご紹介する医療機関では、その数実に1億2000万個の細胞数の幹細胞を身体に戻してあげます。この幹細胞が、自ら細胞分裂を繰り返しながら、それこそ数十万や数百万の単位で、神経細胞にも数多く変わってゆくのです。神経細胞が再生するメカニズムなんでしょうね。